第10回苗場山麓ジオパークフォトコンテスト審査会が2025年1月29日に栄村役場で開催されました!
お正月明けから春のような陽気が続いていたのに、なんとこの日に限って雪!しかもどんどん激しくなり、窓の外はあっという間に雪国に逆戻り。長野市からお越しいただいたメイン審査員のお二方の帰り道が心配で、審査どころじゃない…かと思いきや、皆さんしっかり審査に集中されていました。
今回もメイン審査員は、前回同様、長野市からお招きした日本現代写真家協会所属の飯塚英春さんと戸谷英利さん、さらにお二方と写真展「苗場山麓に魅せられて~3人のまなざし~」を開催された写真有識者の吉楽隆志さん。
加えて一般審査員に、資源探査部会からは月岡さん、商品開発部会からは石沢さん、ガイド部会から初参加の桑原さん&上倉さん、そして同じく初参加の苗場山麓ジオパーク室長・五十嵐さん。総勢8名での審査となりました。
応募数はなんと245点!45名の応募者が力を込めた作品がズラリと並び、審査はまさに白熱。芸術性はもちろん、ジオパークの学術的観点、ガイド目線での魅力など、さまざまな視点からじっくり検討されました。その結果、「これは難しい…!」と唸る場面も多々。皆さん真剣そのものです。
審査初参加となったガイド部会のお二方。桑原さんは、「応募者の皆さんが貴重な時間を割いて一期一会の作品を作り上げているのが本当に素晴らしい!」と感動しつつ、自身も過去に応募した経験があることから「次回はまた応募する側に回ってみようかな?」と闘志を燃やしていました。一方の上倉さんは「こんな素晴らしい場所がたくさんあるとは…!」と感銘を受け、桜やブナなどの動植物にも興味が湧いたようです。「ガイドのときにこの写真を活用できたら面白いかも!」と、今後の活用に意欲を見せていました。
審査2回目となる商品開発部会の石沢さんは「2回目だから余裕をもって審査できた。次回は部会の他のメンバーにも審査を体験してもらいたい!」と、次回への布石を着々と準備。さらに「普段はあまり写真を撮らないけど、次回は自分も応募してみようかな?」とまさかのエントリー宣言⁉
こちらも審査2回目となる資源探査部会の月岡さんは、「2回目だけど、やっぱり審査は難しい!前回も感じたけど、こんな素晴らしい自然や文化の中に暮らしていることに改めて気づかされました」としみじみ。最後には「この場に参加できて本当に感謝!」と熱いコメントを残してくださいました。
<審査員>敬称は略させていただきます
飯塚 英春(日本現代写真家協会所属 長野県)
戸谷 英利(日本現代写真家協会所属 長野県)
吉楽 隆志(写真有識者 新潟県)
五十嵐 誠(苗場山麓ジオパーク推進室長)
桑原 健次(苗場山麓ジオパークガイド部会)
上倉 和美(苗場山麓ジオパークガイド部会)
石沢一男(苗場山麓ジオパーク商品開発部会)
月岡奈津子(苗場山麓ジオパーク資源探査部会)
- メイン審査員の総評
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今回も応募総数245点と、非常に多くの作品が寄せられました。どの作品も力作ぞろいで、審査員一同、受賞作品を選ぶのに大いに苦労しました。
フォトコンテストも回を重ねるごとにレベルが上がり、審査はますます難しくなっています。過去の受賞作品を超えるようなインパクトのある作品でなければ、受賞は難しくなってきました。そのため、過去に印象的だった作品が基準となることもあります。例えば、今回もカモシカを捉えた素晴らしい作品がありましたが、以前に受賞した「三頭連なったカモシカ」の作品のインパクトが非常に強く、それを超えるかどうかが判断の基準となりました。
本来ならば、より多くの方に受賞していただきたいという思いがあります。しかし、同じ作者から複数の優れた作品が寄せられることも多いため、受賞が重複しないよう慎重に選考しました。また、過去の受賞者にはどうしても厳しく審査せざるを得ませんが、それでも苗場山麓ジオパークの魅力を存分に発信してほしいという気持ちは変わりません。「殿堂入り」や「応募の遠慮」を求めることはせず、ぜひ今後も挑戦を続けていただきたいと考えています。
特に前回同様感じるのが、学生部門の応募が多かったことです。若い世代が苗場山麓の魅力を捉え、発信してくれることは、地域の未来にとって非常に明るい兆しです。学生の受賞作品も目立ち、今後の成長が楽しみなコンテストとなりました。
今年度も開催され、大人気でマイクロバス等2台になった学生対象のフォトバスツアーやその続編でもある十日町高校での写真教室(勉強会)も、たくさんの応募につながったことと思います。
若い発想で、私ら審査員も驚くような作品や若さゆえの楽しい作品など、私たちが良い刺激をいただきました。10回目という節目を迎えた今回のフォトコンテスト。ますますレベルが上がり、審査員にとっては悩ましい時間でしたが、それだけ苗場山麓ジオパークの魅力が多くの人に伝わっている証拠でもあります。来年もまた、どんな作品が集まるのか、今から楽しみです。
また、非情に惜しいのが、同一作者による応募で、審査の基準により次点となりましたが、本当に素晴らしい作品が何十点もありました。
次点になった作品は、ぜひ機会があればもう一度応募していただけたらと思います。---各部門の内訳---
「春部門」… 28点、「夏部門」… 35点、「秋部門」… 48点、「冬部門」… 35点
「動・植物部門」… 30点、「祭り・伝統部門」… 22点、「暮らし・生活部門」… 31点
「学生部門」… 16点こうして、審査員の皆さんの真剣&ユーモラスな掛け合いとともに、第10回フォトコンテスト審査会は無事終了。
今回も苗場山麓の魅力が詰まった素晴らしい作品ばかりで、審査員一同、大いに刺激を受けた一日となりました!次回も様々な皆さんの力作を審査させていただくことを心から楽しみにしております。
審査結果は以下のとおりです。(敬称は略させていただきます)
春部門 優秀賞
「春の日差しの中で」
撮影者 … 久保田真一
撮影地 … 津南町
審査員から … 30年近く前の青とアイボリーホワイトで塗装された「飯山線色」が時代を感じさせ、メインの山傘をかぶっての手植え風景が本当に素晴らしい。芸術性もあるが、後世に残すべき貴重な写真である。
秋部門 優秀賞
「光射す」
撮影者 … 蕪木 佳子
撮影地 … 秋山郷屋敷
審査員から … 重厚な雲間から差し込む光が、紅葉と岩肌、そして山間の屋敷集落を幻想的に浮かび上がらせた見事な一枚。光と影のコントラストが際立ち、紅葉の鮮やかさと雲の冷たさが絶妙なバランスで調和しており、光の芸術とも言うべき、感動的な作品。
暮らし・生活部門
出口屋賞
「雪掘り」
撮影者 … 宮澤 健二
撮影地 … 秋山郷前倉
審査員から … 秋山郷で、過酷な冬と向き合う暮らしの一瞬を切り取った力強い一枚。晴れ間を逃さず雪下ろしに励む二人の姿が印象的。真っ青な空と白銀の雪のコントラスト、強い光が生む陰影が、冬の厳しさと人々のたくましさを際立たせている。
動・植物部門
かたくりの宿賞
「見上げる」
撮影者 … 樋口 正夫
撮影地 … 外丸
審査員から … 樹齢400~500年のスギが融合し、まるで一本の巨木のようにそびえ立つ壮大な光景。雪をまとった荘厳な姿と、見上げるオレンジのジャケットの男性の対比が、その圧倒的な大きさを際立たせている。自然の力強さと歴史を感じる、感動的な一枚。
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フォトコンテストの詳細









































