第4回目となる学生さん対象のフォトツアーが夏休み期間の8月7日に開催され、その続編でもある写真教室が、2024年11月9日(土)に新潟県立十日町高校で開催されました。
今回で3回目となるこの写真教室は、フォトツアーで撮影した写真をジオパークフォトコンの審査員も務めていただいている日本現代写真家協会所属の飯塚さん・戸谷さんから様々なアドバイスを貰い、カメラ・写真等、学生さんのスキルアップにつなげようというもの。
昨年は、フォトツアーとこの教室の影響なのか、昨年開催のフォトコンテストでは、学生からの応募が23点と驚くほど多く、更に驚かされたのはその中から6点もの入賞作品が生まれました。
(6点中5点がフォトツアー内で撮影した写真)
飯塚さん・戸谷さんは、夏休みのフォトツアーでも講師として指導を頂いており、当日のロケーションやコンディション等もすべて知ってのアドバイスとなり、更に写真教室の最後には、お二方が当日撮影したものも見せていただき、学生さんたちは皆自分の撮影した写真と見比べたり、様々な視点での撮影テクニックなども興味深く聞き入っておりました。
また、この写真教室では、ツアー当日に撮影した写真だけではなく、様々なコンクールに応募しようとしている各自の自信作なども持ち寄り、事細かなアドバイスもいただきました。
めったにない機会に、顧問の先生方も真剣に話に耳を傾けておりましたが、特に十日町総合高校の小山先生はご自身で撮影なさった作品を持ち込み、講師からのアドバイスを聞き積極的に質問されておりました。
今回の参加は、十日町高校7名、十日町総合高校2名、松代高校1名、顧問の先生2名、そして私広報部会内山の13名。
今回も秋のイベントシーズンということも有り、写真部と他の部活を兼ねている生徒さんなど、残念ながら多数が欠席となりました (><;)
欠席となった生徒さんも、作品だけは見てもらいたいと、顧問の先生に託し、先生が必死でメモを取っておりました (^^;)
この日も、長野市から飯塚さん・戸谷さんは、早朝2時間以上かけてお出でいただきましたが、まだ暗いうちに家を出てくれたようで、本当に頭が下がります <(__;)>
お二人共、遠い距離も全く苦にせず、むしろ若い人たちの作品を見れるのがすごく楽しみだと、この日を誰よりも楽しみにしてくれていたようです。
2019年の初回フォトツアーからずっとそうですが、少しでも若い人の力になれるのであれば、いくらでも協力したいと本当に嬉しいお言葉を頂いております <(__)>
写真教室の会場は、プロジェクターを使用するため暗転できる物理教室をお借りし、今回はプリント写真ではなく、すべて写真データにおいて、アドバイス頂きました。
9:00~12:00という長丁場でしたが、あっという間の3時間、参加者全員本当に有意義な時間だったようです (^0^)
一人3~4点持ち寄った写真を一枚一枚丁寧に、撮影者の撮影意図や情景なども聞きながら仕上がった作品についてや、もう少しこうして見るべきだった!こうやったら余計に良い作品が撮れたかもしれない!などなど、今後の課題なども教えていただき、撮影方法の引き出しもかなり増えたようでした。
今回も、持ち寄った作品は、やはり皆が興味を持つ滝や水の流れなどが人気のようで、水しぶきの動きを左右するシャッタースピードは、水の表現が全く違ってくることから特に重要となると話しいただき、デジタルカメラのメリットを活かし、とにかくたくさん撮ってみることが、面白い作品につながるとのことでした。
自分の持っているカメラの最高速度でシャッターを切れば、中には水しぶきが、こちらに襲いかかってくるゴーストのようにも見えたり、二度と同じ写真は撮れないため、特に荒々しい水の動きは時間をかけて撮影するのが良いとのことでした (@_@)
ほとんどの作品で指摘を受けていたのが、作品の重点部分を大きく左右するトリミング!
この構図は非常に重要で、見せたいものを強調したり、伝えるべきものをいかに見た人に作品として印象付けるかが決まってくるというもの。
例として、電車の写真であれば窓から人が手を降っているなど、人を強調したいのであれば周りの背景はあまり入れないほうが良く、のどかな秋の空気感を田舎のローカル線を通して伝えるのであれば、広角で背景を広めすることも必要とのこと。
枯れ草や邪魔になってしまうもの、目が真っ先に向いてしまううるさいものなどをトリミングでカットしてあげるのも後処理として重要なのもそうですが、撮影するときに離れて望遠で撮ったり、近づいて広角で撮ったり、とにかく入れたくないものを入れない撮影の仕方も重要とのこと。
表情が変わらない、きれいな青空も広範囲にいれる必要もないので、潔くカットしたほうが良い作品につながることも多いほか、被写体をわざと欠けさせたりすることで大きく見えたり存在感の大きさを印象付けることもあるなど説明してくださいました。
常に撮影する姿勢でいることも重要で、シャッターチャンスはどこに転がっているかわからない話もしてくださいました。
講師陣も絶賛の魔力を持ったような猫の写真。撮影会の休み時間にたまたま出くわした情景。光の入り方、前ボケで入れたピンクの花がポイントになり、陰影も素晴らしい・・・
やはり、一期一会の出会いであり、動物は言うことを聞いてくれないので、余計に面白い作品になるとのこと (^-^)
休憩時間には、コンテストに応募し入賞した作品の批評やさらなるアドバイスも行われました。
後半戦もどんどん、生徒さんの作品の批評やアドバイスが行われました。
前半後半を通して、講師のお二人を唸らせる作品は、やはり若い人ならではの発想を持ったもので、「私達ではこういう視点で撮れない!」と、若い人から本当に刺激をもらい楽しんでおられたようです (^0^)/
見たままの状態が決して正しいわけではなく、タイトルや意図によっては、天地反対にしたり縦横を変えたりすると、一気に印象とイメージも変わり芸術的な作品に仕上がるお話も聞かせていただきました。
良い例が、水面に写った人物を天地反対にすると、雪が降る中カメラを構えた人、はたまた星空を撮影する人に見えたり、花の写真も角度を意識すると線香花火のように!
モノクロで撮影する生徒さんも多かったこともあり、ご自身でもモノクロの撮影を得意とする戸谷さんからは、黒い部分をとにかく黒くすることでコントラストが生まれ重厚感も出るので、そのへんも意識して作品づくりに取り組むようアドバイス。
最後は、生徒さんの希望でもあった講師陣の作品を紹介していただきました。
戸谷さんからは・・・
飯塚さんからは・・・
苗場山に登頂すること51年間で413回。気の遠くなるような長い年月、何万回ものシャッターを切り続け、もう二度と撮れない貴重な作品を紹介
失ったもの、過去を現代に残せるのが「写真」
最後のその言葉が非常に印象的でした。
会場をお貸しいただき、ご足労いただいた十日町高校牧口先生、両校写真部の皆さん、そして飯塚さん戸谷さん本当にありがとうございました <(__)>
広報部会 内山




































