長野県から秋山郷を中心に苗場山麓ジオパークを熟知する飯塚英春(日本現代写真家協会所属)さんと戸谷英利(日本現代写真家協会所属)さんを審査員に迎え今回もたくさんご応募いただいた力作を一点一点丁寧に審査していただきました。
審査員には、苗場山麓ジオパーク推進室長である佐藤雅一も加わり、ジオパークや学術的観点からも作品を審査いたしました。
写真に関しての批評や撮影場所、季節についてなど様々な意見や今後の要望など非常に活気のある審査会となり、次回のフォトコンテストの方向性なども見いだせた非常に有意義な審査会となりました。
<審査委員>
飯塚英春(日本現代写真家協会所属)
戸谷英利(日本現代写真家協会所属)
佐藤雅一(苗場山麓ジオパーク推進室長)
- 審査員総評
- 審査は第1回第2回に続き3回目となりましたが、回を重ねるごとに力作が多くなり、今回は非常に悩んでしまったのが正直なところです。
応募くださった皆さんは、非常に苗場山麓ジオパークのことを勉強されている他、写真技術も高く これこそ苗場山麓ジオパークという象徴的な場所をうまく写真に収め、素晴らしい作品に仕上げておりました。
その反面、作品に偏りが出てしまい一番美しいと思われる紅葉の秋山郷を題材にするものが多く、景勝地(風景)が殆どになってしまいました。
文化と言う大切な観点から今回はお祭りの作品も上位入賞となっておりますが、伝統的なものや古くから受け継がれる暮らしの一コマなど、記録でも有り、心に訴えかけるような写真が増えてくることを期待しております。 - 次回の開催には是非とも春夏秋冬様々な「季節のもの」や桜などの「花」、先程もお伝えしました「暮らし」、「古い集落」などを期待するとともに、上位入賞にも繋がる鍵になるかもしれません。
次回も様々な皆さんの力作を審査せさせていただくことを心から楽しみにしております。
審査結果は以下のとおりです。
ジオ賞
「秋を照らす」
撮影者 … 佐藤 吉晴
写真説明 … 鳥甲山には十数年前に登ったことがあり、ナイフリッジを通過するときの怖さが思い出されます。今年は久しぶりに秋山郷へ入り紅葉の写真をと思い、観光センターで情報を仕入れ車を走らせました。柱状節理がむきだしになっている場所に興味を抱き向かったのですが、あいにくの曇り空。それでも、我慢強く待っていると時折日が射してきました。この時と思いスポット的にたる光で、紅葉と山肌を撮影しました。
審査員から … 何度も見てきたこの景色だが、今まで見たことのない情景が映し出され、光の加減がとにかく素晴らしい。作者の思い入れがぎっしり詰まった作品なのが手に取るようにわかるが、特に注目したいのが青空に入れた手前の木々。斬新で撮影場所の情景も表現できている他、奥行きも感じられ見事な構図に仕上がっている。カルチャー賞
「伝統の祭り」
撮影者 … 久保田 真一
写真説明 … 古くから受け継がれている伝統の祭り。ここにも老若男女、祭りを大切にしている人々が暮らしています。そして、祭りを楽しんでおられました。
審査員から … 伝統的な祭りを上手に組写真を使い、いろんなアングルから撮れていて、行かずとも情景が思い浮かぶような作品。何度も通ってこの伝統的な祭りを熟知した人だと思うが、各写真とも良いタイミングで撮られている。スポンサー賞
松屋賞
「石垣田のカタクリ」
撮影者 … 小林 幸一
写真説明 … 結東の石垣田に田んぼにも畑にも出来なかった石だらけの所にカタクリの群生ががありました。他の植物も育たない過酷な土地に花開いたカタクリと、そこを開墾した人々の血のにじむような努力を想い、シャッターを切りました。
苗場酒造賞
「逆巻の千体仏像」
撮影者 … 金澤 奈緒美
写真説明 … 猿飛橋近くの河原で見られる柱状節理です。その姿が並んだ仏像のように見えることから千体仏像と呼ばれているそうです。遠く数万年前に海底火山から生まれたという自然の仏様は世の中の安泰を静かに祈っているかのようです。
わくい煎餅賞
「日本一長くて短い河岸段丘花火」
撮影者 … 佐藤 國夫
写真説明 … 全長約30キロメートル、打ち上げ時間わずか1分と「日本一長くて日本一短い」津南町全域を舞台とした、スケールの大きい花火が目の前に打ち上げられ、大きな歓声と拍手が沸き上がりました。
ニュー・グリーンピア津南賞
「下船渡本村の蛍」
撮影者 … 桑 原誠
写真説明 … 信濃川沿いの下船渡本村に蛍を撮りに行って来ました。午後8時頃からいっせいに飛んで、蛍の数の多さに驚きました。しばし童心に帰って撮っていたら耳たぶが蚊に刺されて腫れてました。ss20秒合成なしです。
栄村物産館またたび賞
「鳥甲山麓の残雪」
撮影者 … 小坂幸平
写真説明 … 6月上旬鳥甲山から雪解け水の流れる滝に残雪を見る事ができる、場所によっては7月下旬まで残るところもある、雪は溶けてなくなりますが急な山と雪の多いのもこの地域のジオパークの特徴ではないでしょうか。
ワールドエコ賞
「初冬を映す」
撮影者 … 佐藤 吉晴
写真説明 … 淡く雪化粧した鳥甲山を天池は映していて、そのコントラストが素晴らしかったので、池を多めに配置して撮影しました。秋山郷は美しい自然に溢れています。
好月賞
「柱状節理の障壁」
撮影者 … 小林 健一
写真説明 … かつて苗場山が噴出した溶岩が、大規模な柱状節理となって断崖絶壁の一部に露出したものです。河岸段丘も発達しており、河床から頂部までは約330mもの高低差があります。雪解け期には、雪崩とともに柱状節理の一部の岩が音を立てて落ちることから「石落し」と呼ばれています。この「石落し」を正面に望む津南見玉公園は、苗場山麓ジオパークの認定に合わせて、地元集落の有志の方々が、木を伐り、草を刈って整備したものです。
フォトコンテストの詳細
◆賞および副賞◆
○ 最優秀賞 … 1点
現金30,000 円
○ 優秀賞 … 3点
(ジオ賞・エコ賞・カルチャー賞)
10,000 円分相当の商品(魚沼産コシヒカリ10kg+ジオ商品)
○ スマホ・タブレット賞 … 1点
10,000 円分相当の商品(魚沼産コシヒカリ10kg+ジオ商品)
○ スポンサー賞 … 10 点 程度
各スポンサーが用意した商品
(注)賞について
- 各受賞作品はWEB 上で紹介します。また、ニュース誌や展示会の際に作品タイトルと撮影者氏名など一覧を表示します(表彰は行いません)。
- 「スマホ・タブレット賞」… ジオパークフォトがより身近でより親しみやすいものとなるよう、またチャンスを逃さない新たな視点の作品投稿につながるよう、携帯、スマートフォン等での撮影作品を対象に表彰します。
- 副賞のジオ商品は、トマトジュース・水・ジオ菓子・切手など選りすぐり苗場山麓ジオパーク関連グッズを事務局で選びお送りします。(商品は選べません)





















